口内炎・舌炎
江戸川区西小岩にある、小岩駅北口から徒歩1分のすぎやま耳鼻咽喉科クリニックです。お口の中にポツンとできて、食事や会話のたびにピリピリと痛む口内炎や、舌が赤く腫れてしみる舌炎に悩まされたことはありませんか。これらは日常的によく見られる症状ですが、実は痛みが強くて食事が摂れなくなったり、体力の低下を招いたりすることもある侮れない病気です。私たちすぎやま耳鼻咽喉科クリニックでは、日本耳鼻咽喉科学会専門医として、丁寧にお口の中やのどの粘膜を診察し、痛みを和らげるための最適なアプローチをご提案しています。単なる疲れによるものから、ウイルス感染、あるいは稀に全身の病気が隠れているサインである場合もあります。当院では内視鏡検査なども活用し、患者さんの不安に寄り添った治療を行っておりますので、「これくらいのことで病院に行ってもいいのかな」とためらわず、どうぞお気軽にご相談ください。
口内炎・舌炎の症状について
口内炎や舌炎の最も代表的な症状は、なんといっても強い痛みです。特に食べ物や飲み物が触れたときに刺すような痛みを感じる「接触痛」が特徴的です。お口の中に白くて丸い潰瘍ができることが多く、その周囲が赤く腫れ上がります。鏡で見ると、直径数ミリ程度の小さなものから、時には1センチを超えるような大きなものまで様々です。
舌炎の場合は、舌の表面が赤くツルツルした状態になったり、白い膜が張ったりすることがあります。症状が進むと、以下のような困りごとが出てくるのが一般的です。
- 醤油やソースなどの調味料がしみて、食事が美味しく感じられない
- 熱い飲み物や冷たい飲み物が刺激になり、水分補給が辛くなる
- 舌が痛いために滑舌が悪くなり、お仕事や学校での会話に支障が出る
- 痛みで眠りが浅くなり、疲労がなかなか取れなくなる
また、お子さんの場合は痛みから食事を拒否したり、よだれが多くなったりすることもあります。お年寄りの方では、痛みのせいで噛む回数が減り、消化不良を起こしてしまうケースも見受けられます。お口のトラブルは全身の健康状態にも密接に関わっているのです。単なる痛みだけでなく、味覚がいつもと違う、舌がピリピリし続けるといった違和感も大切なサインです。
口内炎・舌炎の原因について
口内炎や舌炎が起こる原因は、実は一つではありません。複数の要因が重なり合って発症することが多いため、当院では患者さんの生活習慣や背景を伺いながら原因を探ります。主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。
1. 免疫力の低下とストレス
寝不足や過労、過度なストレスが溜まると、体の抵抗力が落ちてしまいます。お口の中の粘膜は非常にデリケートで代謝が早いため、体調の変化が真っ先に現れやすい場所です。心身の疲れが溜まると粘膜の再生が追いつかなくなり、口内炎ができやすくなります。
2. お口の中の衛生環境や物理的な刺激
歯磨きが不十分で細菌が増殖していたり、合わない入れ歯や矯正器具が常に粘膜に当たっていたりすると、それが刺激となって炎症が起こります。また、食事中に誤ってお口の中を噛んでしまった傷から細菌が入り、口内炎に発展することもよくあります。熱いもので火傷をした際も同様に注意が必要です。
3. 栄養バランスの偏り
特にビタミンB2やB6、ビタミンC、鉄分などが不足すると、粘膜の健康が維持できなくなります。偏った食事や過度なダイエットをしている方に多く見られる原因です。当院では、必要に応じて食事のアドバイスも行っています。
4. ウイルスや真菌による感染
ヘルペスウイルスなどの感染症や、カビの一種であるカンジダ菌が増殖することでも口内炎や舌炎は起こります。これらは適切な抗ウイルス薬や抗真菌薬を使用しないと、なかなか治りません。また、糖尿病などの基礎疾患がある方は感染しやすくなる傾向があります。
口内炎・舌炎の病気の種類について
口内炎や舌炎には、いくつかの異なるタイプが存在します。症状や見た目によって、適切な対処法が変わってきます。
アフタ性口内炎
最も一般的なタイプです。白っぽい円形の潰瘍ができ、周りが赤くなります。通常は1週間から10日ほどで自然に治りますが、繰り返しできる場合は「再発性アフタ」と呼ばれ、生活習慣の見直しが必要になることもあります。
カタル性口内炎
お口の中の粘膜が全体的に赤く腫れ、ヒリヒリ痛むのが特徴です。境界がはっきりしないことが多く、唾液の量が増えたり、口臭が強くなったりすることもあります。物理的な刺激が原因であることが多いタイプです。
ウイルス性口内炎
ヘルペスウイルスによるもので、小さな水ぶくれが集まってでき、それが破れると強い痛みを生じます。発熱を伴うこともあり、周囲への感染力もあるため注意が必要です。お子さんに多い手足口病やヘルパンギーナもこの仲間と言えます。
カンジダ性口内炎
お口の中に白い苔のようなものが付着し、剥がすと赤く腫れて痛みます。高齢者の方や、免疫を抑える薬を飲んでいる方に多く見られる真菌性の炎症です。舌に広がると舌炎として認識されます。
ニコチン性口内炎
長年の喫煙により、お口の天井部分(口蓋)の粘膜が白く厚くなり、赤い点々が見える状態です。痛みは少ないですが、粘膜が変化している状態なので注意が必要です。
口内炎・舌炎の治療法について
すぎやま耳鼻咽喉科クリニックでは、痛みを取り除き、一日でも早く元の健康なお口の状態に戻れるよう、多角的な治療を行っています。具体的な治療法は以下の通りです。
軟膏やパッチ剤による局所療法
炎症を抑えるステロイド配合の軟膏や、患部を保護するパッチ剤(貼り薬)を使用します。患部に直接作用するため即効性が期待でき、食事の際の痛みを軽減します。当院では使い方のコツも丁寧にお伝えしています。
含嗽(うがい)療法
お口の中の細菌を減らし、清潔に保つためのうがい薬を処方します。アズレンなどの炎症を抑える成分が含まれたものや、殺菌力の高いものなど、症状に合わせて選択します。お口の中を清潔にすることは、治りを早めるための基本です。
内服薬による加療
痛みが強い場合や範囲が広い場合は、ビタミン剤の内服や、痛みを抑えるお薬をお出しします。ウイルス性が疑われる場合には抗ウイルス薬を、真菌が原因の場合には専用のうがい薬や飲み薬を使用します。体の内側から治癒力を高めるサポートをします。
生活指導と予防
繰り返す口内炎に対しては、食事内容の改善や睡眠の重要性、ストレス管理についてアドバイスを行います。また、歯科治療が必要と思われる場合には、連携する歯科医院をご紹介することもあります。当院では内視鏡検査を用いて、のどの奥の方まで炎症が広がっていないか確認し、隠れた病気がないかを慎重に見極めます。
口内炎・舌炎についてのよくある質問
Q1.口内炎が2週間以上治らないのですが、放っておいても大丈夫ですか?
A1.一般的な口内炎は1週間から2週間程度で改善することが多いです。もし2週間以上経過しても治らない、あるいは大きくなっている、出血があるといった場合は、単なる口内炎ではなく別の病気や「舌がん」などの可能性も否定できません。耳鼻咽喉科専門医による早めの診察をおすすめします。
Q2.口内炎は他人にうつることはありますか?
A2.一般的な「アフタ性口内炎」などはうつりませんが、ヘルペスウイルスによるものや、手足口病などの感染症が原因の場合は、唾液などを介して周囲にうつる可能性があります。タオルを分ける、直接的な接触を避けるなどの注意が必要です。まずはどちらのタイプか診断を受けることが大切です。
Q3.食事で気をつけることはありますか?
A3.刺激物は避けましょう。激辛料理や酸味の強いもの(レモンなど)、塩辛いものは痛みが増す原因になります。また、硬いお煎餅などは患部を傷つける恐れがあるため控え、柔らかくて喉越しが良いものを選ぶと良いでしょう。ビタミンB群を多く含む豚肉やレバー、納豆などを積極的に摂るのも効果的です。
Q4.市販薬を塗っても治らないのですが、受診した方が良いですか?
A4.はい、ぜひお越しください。市販薬で様子を見ても改善しない場合、お薬の種類が合っていないか、根本的な原因が解決されていない可能性があります。専門的な視点で原因を特定し、適切な処方を行うことで、痛みの期間を短縮できることが期待できます。
院長より
東京都江戸川区、小岩駅北口から歩いてすぐの当院には、毎日多くの患者さんがいらっしゃいます。「口内炎くらいで病院に行くなんて恥ずかしい」とおっしゃる方もいますが、決してそんなことはありません。口内炎や舌炎は、体が発している「休んでください」というサインでもあります。また、強い痛みは集中力を削ぎ、生活の質を大きく下げてしまいます。私たちは日本耳鼻咽喉科学会専門医として、その痛みの裏に重大な疾患が隠れていないかをしっかりと見極める責任があると考えています。当院では患者さんがリラックスしてお話しできるよう、明るく清潔感のある環境を整え、お一人おひとりの症状にじっくりと耳を傾けます。小さなお子さんからご高齢の方まで、お口の中のトラブルで少しでも「おかしいな」と感じたら、どうぞ安心して「すぎやま耳鼻咽喉科クリニック」を頼ってください。地域の皆さまの健やかな毎日を守るため、私たちは誠心誠意、治療にあたらせていただきます。
