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声帯結節

声帯結節(せいたいけっせつ)とは、声を出すための器官である「声帯」に、日常的な酷使や摩擦によって小さなペンだこやマメのような隆起ができる疾患です。主に喉の使いすぎが原因で発生し、声がかすれたり、高い音が出にくくなったりする症状が特徴です。江戸川区の小岩駅北口から徒歩1分の場所にある、すぎやま耳鼻咽喉科クリニックでは、喉の違和感や声の変化に悩む多くの患者さんと向き合ってきました。私たちは、日本耳鼻咽喉科学会専門医としての知識を活かし、患者さん一人ひとりの声の使い方や生活環境を丁寧に伺いながら、最適な治療方針を提案しています。喉の奥の状態を直接確認できる内視鏡検査も実施しており、早期発見と適切なケアによって、手術を避けた保存的な治療での改善を目指すことが可能です。お子さんからお年寄りまで、地域の皆さまが「いつもの声」を取り戻せるよう、全力でサポートいたします。

声帯結節の症状について

声帯結節の最も代表的な症状は、声のかすれです。医学的には「嗄声(させい)」と呼ばれます。最初は「なんとなく声が重い」「高い声が出しにくい」といった軽微な違和感から始まることが多いですが、放置して喉を使い続けると、声がガラガラになり、日常会話にも支障をきたすようになります。

具体的な症状としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 夕方になると声が出にくくなる、または声が枯れてしまう・・
  • 歌を歌う際に高音域がかすれてしまい、以前のように出せない・・
  • 長時間話し続けると、喉に痛みや強い疲労感を感じる・・
  • 喉に何かが詰まっているような異物感や、イガイガする感じがある・・

私たちのクリニックを訪れる患者さんの中には、「風邪でもないのに声枯れが1ヶ月以上続いている」という方も多くいらっしゃいます。声帯結節は、左右の両方の声帯に左右対称にできることが多いため、声を出した時に声帯がピタッと閉じなくなり、そこから空気が漏れることでハスキーな声になってしまいます。特に喉の乾燥や疲労が重なると症状が顕著に現れる傾向がありますので、少しでも異変を感じたら早めに専門的なチェックを受けることが大切です。

声帯結節の原因について

声帯結節の主な原因は、声の酷使です。声帯は、声を出す際に激しく振動してぶつかり合いますが、この摩擦が過度になると、声帯の粘膜が厚くなり、結節と呼ばれる硬い盛り上がりが形成されます。これは、手に馴染まない道具を使い続けて「ペンだこ」ができる仕組みと非常によく似ています。

この疾患は、特定の職業やライフスタイルを持つ方に多く見られるのが特徴です。

  • 保育士さん、教師、接客業など、日常的に大きな声で話し続ける必要がある方・・
  • 合唱や声楽、演劇、カラオケなど、頻繁に喉を酷使する趣味をお持ちの方・・
  • 元気いっぱいに大声を出す習慣がある小さなお子さん(小児結節)・・
  • スポーツの指導や応援などで、お腹からではなく喉だけで声を張り上げる癖がある方・・

また、精神的なストレスによる喉の緊張や、喫煙習慣、逆流性食道炎による胃酸の逆流なども、声帯の炎症を悪化させる引き金となる要素(リスク因子)になり得ます。すぎやま耳鼻咽喉科クリニックでは、単に喉の状態を見るだけでなく、患者さんの背景にある「なぜ喉を酷使してしまうのか」という根本的な原因を一緒に考えることを大切にしています。江戸川区西小岩の地域の皆さまの生活に寄り添いながら、再発を防ぐためのアドバイスも行っています。

声帯結節の病気の種類について

声帯結節と似た症状を持つ疾患はいくつかあり、それらと正しく見分けることが適切な治療への第一歩です。診察では内視鏡検査を行い、結節の大きさや硬さ、声帯の動きを詳しく観察して、他の疾患の可能性を除外(否定)していきます。

声帯ポリープとの違い

声帯結節が左右対称にできる「タコ」のようなものに対し、声帯ポリープは通常、片側の声帯にできる「マメ」のようなものです。ポリープは、大声を一度出した際などの強い刺激で声帯の血管が破れ、内出血を起こすことがきっかけで発生することが多いです。結節が「慢性的な酷使」の結果であるのに対し、ポリープは「急激な負荷」が主な原因となる点で異なります。

ポリープ様声帯

声帯全体が浮腫(むくみ)を伴ってぶよぶよに腫れ上がる状態で、主に長年の喫煙が原因となります。声が低く、ガラガラになるのが特徴です。声帯結節よりも広範囲に炎症が広がっている状態と言えます。

喉頭がんとの鑑別

声のかすれという症状は、喉頭がんなどの悪性腫瘍でも現れます。声帯結節は良性の疾患ですが、「ただの声枯れ」と自己判断して放置することは危険です。専門医による内視鏡検査を受けることで、重大な病気が隠れていないかを確実に確認することができます。当院では、江戸川区の皆さまが安心して日常を送れるよう、丁寧な検査と説明を心がけています。

声帯結節の治療法について

声帯結節の治療の基本は、手術ではなく、喉への負担を減らす「保存的療法」からスタートします。結節はまだ柔らかいうちであれば、声の出し方を工夫したり、安静にしたりすることで、自然に小さくなることが期待できるからです。

沈黙療法と音声安静

最も効果的で重要な治療は、声を出すのを控えることです。可能な限り沈黙を守り、声帯の摩擦を抑えることで、腫れを引かせます。お仕事などでどうしても話さなければならない場合も、ささやき声はかえって喉に負担をかけるため、腹式呼吸を意識したリラックスした発声を心がけていただきます。

薬物療法

声帯の炎症を抑えるために、消炎剤や、痰(たん)を出しやすくする去痰薬を処方することがあります。また、吸入療法(ネブライザー)を行い、薬剤を直接声帯の粘膜に届けることで、炎症の早期鎮静を図ります。当院でも、喉の不快感を和らげるための吸入治療を実施しています。

音声リハビリテーション

再発を防ぐためには、根本的な「声の出し方」を改善する必要があります。喉に力の入った発声法(絞り出すような声)ではなく、喉をリラックスさせた効率の良い声の出し方を身につけていただきます。これを音声治療と呼びます。

手術療法について

数ヶ月間の保存的療法を行っても改善が見られない場合や、結節が非常に硬くなってしまった場合、また早期の復帰を強く希望される場合には、手術(声帯マイクロサージェリー)を検討することがあります。その際は、連携している高度医療機関へ責任を持ってご紹介させていただきます。当院ではまず、手術をしなくても済むように、内科的なアプローチと生活指導に全力を尽くします。

料金について

すぎやま耳鼻咽喉科クリニックでの診察や検査、治療は基本的に保険診療となります。初診時には、健康保険証またはマイナンバーカードを忘れずにお持ちください。

項目 3割負担の目安 1割負担の目安
初診料(診察のみの場合)・・ 約850円から1,100円 約280円から370円
内視鏡検査(喉頭ファイバースコピー)・・ 約1,800円前後 約600円前後
ネブライザー(吸入療法)・・ 約120円 約40円

※上記はあくまで目安であり、処方箋の発行や追加の検査内容によって変動いたします。江戸川区の福祉医療制度などをお持ちの方は、受給者証も合わせてご提示ください。

声帯結節についてのよくある質問

Q1. 子供でも声帯結節になりますか?

A1. はい、元気よく走り回ったり、大きな声で遊んだりするお子さんには非常に多く見られます。「小児結節」とも呼ばれ、特に男の子に多い傾向があります。基本的には成長とともに声帯がしっかりしてくることや、声の出し方が変わることで自然に改善することが多いため、過度な心配はいりませんが、まずは内視鏡で状態を正しく把握することが大切です。

Q2. 放置しておくと声が出なくなりますか?

A2. 結節そのもので完全に声が出なくなることは稀ですが、かすれがひどくなり、喉が疲れやすくなるため、コミュニケーションに大きな支障をきたします。また、無理に声を出そうとして周囲の筋肉まで緊張させてしまい、別の喉のトラブルを招くこともあります。早期に治療を始めれば、それだけ保存的療法での改善率が高まります。

Q3. 手術をした後はすぐに話せますか?

A3. 手術の内容にもよりますが、通常は術後1週間程度の「完全沈黙」が必要です。その後も少しずつ声を出していくリハビリ期間があるため、お仕事への復帰時期については主治医としっかり相談する必要があります。当院では、手術後のアフターケアや再発防止の指導も丁寧に行っています。

院長より

小岩駅北口から徒歩1分のこの地で診療を行っている中で、「最近、声が思うように出ない」「喉が詰まった感じがする」というお悩みを抱えた患者さんに多くお会いします。声帯結節は、皆さんが日々、仕事や家事、育児、趣味に一生懸命取り組んでいる証拠とも言える病気です。しかし、声は大切なコミュニケーションの道具ですから、それが出しにくくなることは大きなストレスになりますよね。

私たちすぎやま耳鼻咽喉科クリニックでは、日本耳鼻咽喉科学会専門医として、科学的根拠に基づいた正確な診断を行うことはもちろん、患者さんの不安な気持ちに寄り添うことを最も大切にしています。「耳鼻科の内視鏡検査は痛そうで怖い」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、当院では細くて柔らかい内視鏡を使用し、できるだけ負担の少ない検査を心がけています。実際に画面で自分の声帯の状態を見ることで、納得して治療に進んでいただけるはずです。

「このくらいで受診してもいいのかな」と迷う必要はありません。小さなお子さんから、プロとして声を使われる方、ご高齢の方まで、どなたでもお気軽にご相談ください。江戸川区西小岩の地域の皆さまの「声」を守り、再び明るい声で毎日を過ごしていただけるよう、スタッフ一同、真摯に診療にあたらせていただきます。

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