急性 ・慢性副鼻腔炎
「鼻がつまって苦しい」「ドロドロした鼻水が出る」「顔のあたりが重い」といったお悩みはありませんか。これらは一般的に「ちくのう症」として知られている副鼻腔炎の代表的な症状です。江戸川区の「すぎやま耳鼻咽喉科クリニック」では、こうした鼻のトラブルに対して、日本耳鼻咽喉科学会専門医である院長が、内視鏡検査などを用いた精度の高い診断と、お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な治療を行っております。
副鼻腔炎は、鼻の周りにある「副鼻腔」という空洞に炎症が起き、膿がたまる病気です。風邪をきっかけに急激に悪化する「急性副鼻腔炎」と、症状が3ヶ月以上続く「慢性副鼻腔炎」に分けられます。放置してしまうと、においが分からなくなる嗅覚障害や、中耳炎などを併発する恐れもあります。小岩駅北口から徒歩1分という通いやすい立地を活かし、お仕事帰りや学校帰り、また小さなお子さんからご高齢の方まで、地域の皆さまが健康な呼吸を取り戻せるようサポートいたします。
当院では、患者さんの負担が少ない細径の内視鏡(鼻用のカメラ)を導入しており、鼻の中の状態を詳しく観察することが可能です。単なる鼻風邪だと思っていた症状が、実は副鼻腔炎であったというケースも少なくありません。私たちは、皆さまの日常生活の質を向上させることを第一に考え、適切な処置と分かりやすい説明を心がけております。少しでも鼻の調子が悪いと感じたら、どうぞお気軽に江戸川区西小岩の当院までご相談ください。
急性 ・慢性副鼻腔炎の症状について
副鼻腔炎の症状は、その進行度合いや急性か慢性かによって多岐にわたりますが、共通して見られるのは鼻に関する不快感です。まず、急性期には「粘り気のある黄色や緑色の鼻水」が出ることが多く、これが鼻の奥にたまると強い鼻づまりを引き起こします。鼻水が喉のほうへ流れる「後鼻漏(こうびろう)」という症状が出ると、喉の違和感や咳の原因になることもあります。
また、副鼻腔は顔の骨の中に存在するため、炎症が起きると周囲に痛みが広がります。代表的なものとして、以下のような症状が挙げられます。
- 頬や目の周りの痛み、重だくさ
- おでこのあたりの痛みや頭重感
- 鼻の付け根の違和感
- 歯の浮くような感じや痛み
慢性化して「慢性副鼻腔炎」になると、激しい痛みは落ち着く傾向にありますが、常に鼻がつまっている状態が続きます。これにより、集中力の低下や睡眠の質の悪化を招くことがあります。さらに重要な症状として、嗅覚障害があります。鼻の粘膜が腫れたり、膿がたまったりすることで、においを感じる神経まで香りの粒子が届かなくなり、「味が薄く感じる」「においが全く分からない」といった状態になるのです。
お子さんの場合は、鼻を上手にかめないために症状が悪化しやすく、夜間の咳やいびきとして症状が現れることもあります。すぎやま耳鼻咽喉科クリニックでは、患者さんが言葉にできない細かな違和感も丁寧に汲み取り、適切な診断へと繋げていきます。
急性 ・慢性副鼻腔炎の原因について
副鼻腔炎の主な原因は、ウイルスや細菌による感染です。多くの場合、風邪(上気道炎)を引き起こすウイルスが鼻の粘膜に感染し、その炎症が副鼻腔へと波及することから始まります。健康な状態であれば、副鼻腔の中に溜まった粘液は「自然口(しぜんこう)」という小さな穴を通って鼻腔へと排出されますが、炎症によってこの穴がふさがると、空洞内に膿が溜まり、細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
また、アレルギー性鼻炎も大きな原因の一つです。花粉症やダニ、ハウスダストなどによるアレルギー反応で鼻の粘膜が常に腫れていると、副鼻腔の出口が狭くなりやすく、炎症が慢性化するリスクが高まります。最近では、喘息に伴って発症する「好酸球性副鼻腔炎(こうさんきゅうせいふくびくうえん)」という、難治性のタイプも増えています。
その他の要因としては、以下のようなものがあります。
- 鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)・・鼻の仕切りが曲がっている構造的な問題
- 虫歯や歯周病・・上の奥歯の根元が副鼻腔に近いため、歯の炎症が移る(歯性上顎洞炎)
- ストレスや疲労による免疫力の低下
- 乾燥した空気や汚染された環境
当院では、何が原因で炎症が起きているのかを突き止めるために、必要に応じて内視鏡検査を行います。特に歯が原因の場合や、鼻の構造に問題がある場合は、通常の鼻風邪の治療だけでは改善しないため、多角的な視点でのチェックが欠かせません。
急性 ・慢性副鼻腔炎の病気の種類について
副鼻腔炎は、症状が続いている期間や原因となる物質、病態によっていくつかの種類に分類されます。適切な治療を行うためには、どのタイプに該当するかを正しく見極めることが重要です。
1. 急性副鼻腔炎
風邪などの感染症の後に発症し、症状が出てから1ヶ月以内のものを指します。急激な鼻痛みや発熱、膿のような鼻水が特徴です。適切な抗生剤や消炎剤による治療で、比較的早く寛解(かんかい・・症状が治まって落ち着くこと)を目指すことができます。
2. 慢性副鼻腔炎
症状が3ヶ月以上継続している状態で、いわゆる「ちくのう症」と呼ばれるものです。粘膜の腫れが定着し、鼻の中に「鼻ポリープ(鼻茸)」というキノコのようなデコボコができることもあります。長期的な治療計画が必要となるケースが多いです。
3. 好酸球性副鼻腔炎
白血球の一種である「好酸球」が原因で起こる特殊な副鼻腔炎です。両側の鼻に多発する鼻ポリープと、強い嗅覚障害が特徴です。一般的な治療が効きにくく、指定難病にも含まれることがありますが、当院では専門的な知識を持って治療の相談に応じています。
4. 歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)
虫歯やインプラント、歯周病などの歯科的なトラブルから、上顎洞(頬の裏の空洞)に炎症が広がるものです。片側だけに強い症状が出ることが多く、耳鼻咽喉科と歯科の連携した治療が必要になる場合があります。
このように、一口に副鼻腔炎と言っても種類は様々です。江戸川区西小岩の当院では、一人ひとりの病型を的確に診断することを大切にしています。
急性 ・慢性副鼻腔炎の治療法について
当院での治療は、まず鼻の中の膿をきれいに取り除き、空気の通り道を確保することから始めます。その上で、お薬による治療(薬物療法)と、医院で行う局所的な処置を組み合わせていきます。
具体的な治療方法は以下の通りです。
- 鼻処置・吸引・・専用の器具で鼻の奥に溜まった膿を直接吸い出し、粘膜の腫れを抑える薬を塗布します。
- ネブライザー治療・・細かい霧状にした薬剤を鼻から吸い込み、副鼻腔の奥まで直接届けます。痛みはなく、お子さんでも安心して受けられます。
- 薬物療法(急性期)・・細菌を殺すための抗生剤や、炎症を抑えるお薬、鼻水を出しやすくするお薬を処方します。
- マクロライド療法(慢性期)・・少量の抗生剤(マクロライド系)を数ヶ月間にわたって服用し、粘膜の体質を改善していく治療法です。
- 鼻洗浄・・ご自宅で行っていただく「鼻うがい」の指導も行っております。副鼻腔を清潔に保つために非常に効果的です。
また、薬物療法だけでは改善が難しい、大きな鼻ポリープがある、あるいは構造的な問題が強いといった場合には、手術を検討することもあります。その際は、連携している高度医療機関を速やかにご紹介いたします。まずは当院で内視鏡検査を行い、今の鼻の状態をしっかりと確認することから始めましょう。
治療において大切なのは、症状が少し良くなったからといって自己判断で薬を止めないことです。炎症が完全に消えていない段階で治療を中断すると、再発したり慢性化したりする予後(よご・・病気の経過や見通し)に悪影響を及ぼす可能性があります。
副鼻腔炎についてのよくある質問
Q1. 鼻水が黄色くなければ副鼻腔炎ではありませんか?
A1. 必ずしもそうではありません。初期段階やウイルス性の場合は透明なこともあります。しかし、透明であっても粘り気が強かったり、鼻づまりや顔の痛みがあったりする場合は副鼻腔炎の可能性があります。色の変化だけで判断せず、耳鼻咽喉科を受診してください。
Q2. 子供の鼻水がずっと続いていますが、ちくのう症でしょうか?
A2. お子さんは鼻の構造が未発達で風邪を引きやすいため、副鼻腔炎を併発しやすい傾向にあります。「鼻をすすってしまう」「夜に咳が出る」といった様子があれば、早めの受診をお勧めします。当院ではお子さんへの負担を考えた優しい処置を行っております。
Q3. 副鼻腔炎の治療にはどれくらいの期間がかかりますか?
A3. 急性の場合は1週間から2週間程度で改善することが多いですが、慢性の場合は数ヶ月単位での治療が必要になることがあります。特にマクロライド療法を行う場合は、じっくりと時間をかけて粘膜の状態を整えていく必要があります。
Q4. 鼻うがいは痛くないですか?
A4. 適切な温度(体温に近いぬるま湯)と適切な塩分濃度(生理食塩水)で行えば、痛みを感じることはほとんどありません。当院では正しい鼻うがいのやり方についてもアドバイスしておりますので、ご安心ください。
院長より
副鼻腔炎は、命に関わるような大きな病気ではないかもしれません。しかし、常に鼻がつまっている、においが分からない、頭が重いといった症状は、皆さまが思っている以上に心身の大きなストレスとなります。仕事の効率が落ちたり、食事が楽しくなくなったり、勉強に集中できなくなったりと、生活の質を大きく下げてしまうのです。
私たちすぎやま耳鼻咽喉科クリニックでは、日本耳鼻咽喉科学会専門医としての知見を活かし、患者さんの苦しみを一日でも早く取り除くことに全力を尽くしています。小岩駅北口から徒歩1分の場所で、江戸川区の皆さまの「鼻のかかりつけ医」として、いつでも頼っていただける存在でありたいと考えています。
「これくらいの鼻水で病院に行ってもいいのかな」とためらう必要はありません。どんなに些細なことでも構いません。鼻の奥にある不快感を解消し、すっきりと通る鼻で毎日を過ごしていただけるよう、私たちが寄り添って治療にあたります。内視鏡検査の結果などは、モニターを使って分かりやすく丁寧にご説明します。どうぞ安心してお気軽にご相談ください。皆さまのご来院をお待ちしております。
