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慢性中耳炎

東京都江戸川区西小岩にあるすぎやま耳鼻咽喉科クリニックでは、長引く耳のトラブルである慢性中耳炎の診断と治療に力を注いでいます。慢性中耳炎は、急性中耳炎が完全に治りきらなかったり、鼓膜に穴が開いたままの状態が続いたりすることで、耳だれや難聴を繰り返す病気です。痛みがない時期も多いため「少し様子を見よう」と放置されがちですが、長期間放置すると周囲の骨を溶かしたり、重大な合併症を引き起こしたりするリスクがあります。私たちのクリニックでは、日本耳鼻咽喉科学会専門医である院長が内視鏡検査や聴力検査を駆使して、一人ひとりの患者さんの耳の状態を正確に把握します。小岩駅北口から徒歩1分の場所で、小さなお子さんからご高齢の方まで、地域の皆さんが安心して通える環境を整えています。聞こえにくさや不快な耳だれにお悩みの方は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。

慢性中耳炎の症状について

慢性中耳炎の代表的な症状は、繰り返す耳だれ(耳漏)と、徐々に進行する難聴です。急性中耳炎のような激しい痛みは少ないのが特徴ですが、風邪を引いた際や耳に水が入った際などに細菌感染が起きると、粘り気のある耳だれが出てきます。

耳だれが出ているときは耳の中が不快なだけでなく、周囲の人ににおいを指摘されないか不安に感じる患者さんも少なくありません。また、鼓膜に穴が開いているために音が伝わりにくくなり、テレビの音が大きいと家族に指摘されたり会話が聞き取りにくくなったりするという症状も現れます。

さらに、病状が進行して内耳(耳の奥の神経がある部分)に影響が及ぶと、めまいや強い耳鳴りを感じることがあります。これは内耳炎という状態であり、予後(病気の経過の見通し)に影響を与えるため、早急な対応が必要です。

  • 耳だれが止まらない、あるいは何度も繰り返す
  • 耳が詰まった感じ(耳閉感)が続いている
  • 以前よりも言葉が聞き取りにくくなった
  • 耳だれに血が混じることがある

慢性中耳炎の原因について

慢性中耳炎の主な原因は、幼少期にかかった急性中耳炎が完全に治りきらず、鼓膜穿孔(鼓膜に穴が開いた状態)が残ってしまうことです。通常、鼓膜の穴は自然に閉じることが多いのですが、炎症が強かったり栄養状態や免疫力が低下していたりすると、穴が塞がらずに定着してしまいます。

鼓膜に穴が開いていると、外耳道(耳の穴)から細菌が中耳へと入り込みやすくなります。また、鼻や喉と耳をつなぐ耳管という管の働きが悪いことも、中耳の換気を妨げ、炎症を慢性化させる要因(リスク因子・・病気を引き起こす可能性を高める要素)となります。

特に江戸川区周辺でも、小さなお子さんが保育園などで集団生活を送っている場合、鼻風邪から中耳炎を繰り返しやすい傾向があります。そのまま大人になっても鼓膜の穴が残っているケースは珍しくありません。また、一度炎症が治まって寛解(かんかい・・一時的に症状が治まること)したように見えても、穴がある限り再発の可能性は常に残っています。

慢性中耳炎の病気の種類について

慢性中耳炎には、大きく分けて2つのタイプがあります。当院では内視鏡検査を行い、どちらのタイプであるかを慎重に見極めます。

慢性化膿性中耳炎

鼓膜に穴が開いており、そこから細菌が入って炎症を起こす一般的なタイプです。炎症が起きると耳だれが出ますが、抗生剤などで治療すると一時的に治まります。しかし、鼓膜の穴自体は残っているため、完全に治ったわけではありません。

真珠腫性中耳炎

こちらは特に注意が必要なタイプです。鼓膜の一部が袋状に耳の奥へと入り込み、そこに垢(あか)が溜まって真珠腫という塊を作ります。この塊は、周囲の骨を徐々に溶かしながら大きくなる性質があります。

真珠腫性中耳炎を放置すると、顔の筋肉を動かす神経を圧迫して顔面神経麻痺を起こしたり、脳の方へ炎症が波及して髄膜炎を起こしたりすることもあります。早期発見と適切な高次医療機関への紹介が重要となるため、専門医による診断が欠かせません。

慢性中耳炎の治療法について

慢性中耳炎の治療の第一歩は、耳の中を清潔に保つことと、細菌感染を抑えることです。当院では以下のようなアプローチで治療を行います。

局所処置と薬物療法

耳だれが出ている場合は、顕微鏡や内視鏡下で丁寧に耳の中の清掃を行います。溜まった耳だれを吸引・除去し、直接点耳薬(耳に垂らす薬)を投与することで、効率よく炎症を抑えます。内服の抗生剤を併用することもあります。

聴力検査と内視鏡検査

症状が落ち着いている時期でも、どれくらい聞こえが悪くなっているかを聴力検査で数値化します。また、内視鏡検査によって鼓膜の穴の大きさや、真珠腫の疑いがないかを詳しく確認します。これにより、保存的な治療を続けるのか、手術を検討すべきステージなのかを判断します。

手術の検討

鼓膜の穴を塞いで聞こえを改善したい場合や、真珠腫性中耳炎のように骨の破壊が進む可能性がある場合は、手術が必要になります。当院では手術自体は行っていませんが、手術が必要と判断した場合には、信頼できる連携病院を速やかにご紹介いたします。

手術をすることで耳だれが出なくなるだけでなく、難聴の改善や将来的な合併症の予防が期待できます。患者さんの生活スタイルや年齢に合わせて、最適なタイミングをご提案します。

慢性中耳炎についてのよくある質問

Q1.耳だれが出ていないときは放置しても大丈夫ですか?

A1.症状がないからといって放置するのはおすすめできません。鼓膜に穴が開いたままだと、中耳の粘膜が外気にさらされ続け、少しの刺激で再発しやすくなります。また、自覚症状がなくても難聴が進んでいる場合がありますので、専門医による定期的なチェックを受けてください。

Q2.お風呂やプールで気をつけることはありますか?

A2.鼓膜に穴が開いている方は、水が中耳に入ると感染を起こしやすいため注意が必要です。特にお子さんの場合、プールの水が入ると激しい耳だれの原因になります。耳栓の使用や、お風呂上がりに綿棒で優しく入り口を拭うなどのケアが必要です。具体的なケア方法は診察時にアドバイスいたします。

Q3.慢性中耳炎の手術は痛いのでしょうか?

A3.最近の手術は、耳の後ろを大きく切らずに、耳の穴から内視鏡を使って行う方法(経外耳道的内視鏡下耳科手術 - EES)も普及しています。この方法であれば体への負担が少なく、痛みも抑えられる傾向にあります。ご紹介先の病院で詳細な説明を受けることができます。

Q4.補聴器を使いたいのですが穴があっても大丈夫ですか?

A4.鼓膜に穴があり耳だれが出やすい状態だと、補聴器が故障しやすかったり外耳道炎を起こしやすかったりします。まずは当院で耳の状態を整え、耳だれが止まった状態で補聴器の相談をすることをお勧めします。当院では補聴器相談も承っております。

Q5.子供の慢性中耳炎は治りますか?

A5.お子さんの場合、成長とともに鼻や喉の機能が改善し、炎症が治まりやすくなることもあります。しかし、真珠腫性中耳炎の場合は速やかな対応が必要です。親御さんは「ただの耳だれ」と思わずに、早めに小岩駅近くの当院までお連れください。

院長より

こんにちは、すぎやま耳鼻咽喉科クリニック院長の杉山博です。耳の問題は、痛みがあればすぐに受診されますが、慢性中耳炎のように「時々耳だれが出るだけ」「少し聞こえにくいだけ」という状態だと、ついつい受診を後回しにしてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、耳は私たちが周囲とつながり、豊かな人生を送るための大切な感覚器です。

当院では、日本耳鼻咽喉科学会専門医として、患者さん一人ひとりの耳の状態を精密に診断することに強いこだわりを持っています。江戸川区小岩という地で、地域の方々が「聞こえ」の不安を感じることなく過ごせるよう、丁寧な説明と適切な治療を心がけています。内視鏡検査でご自身の鼓膜の状態を一緒に見ていただきながら、今どのような状態なのかを分かりやすく解説いたします。

私たちは、単に薬を出すだけでなく、患者さんの生活背景に寄り添った医療を提供したいと考えています。慢性中耳炎を根本から治したい方も、今の症状を和らげたい方も、どうぞ安心してお越しください。小岩駅北口から歩いてすぐの当院が、皆さんの耳の健康を全力でサポートいたします。少しでも気になることがあれば、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。

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