肥厚性鼻炎
鼻が常に詰まっていて息苦しい、市販の点鼻薬を使ってもすぐに鼻が詰まってしまうといったお悩みはありませんか。江戸川区西小岩の「すぎやま耳鼻咽喉科クリニック」では、こうした慢性的な鼻づまりの大きな原因の一つである肥厚性鼻炎の診断と治療に力を入れております。肥厚性鼻炎とは、鼻の内部にある「下鼻甲介(かびこうかい)」という空気の通り道を調節する粘膜が、慢性的な炎症によって厚く腫れ上がり、元に戻らなくなってしまった状態を指します。当院の院長は日本耳鼻咽喉科学会専門医であり、内視鏡検査などを用いて鼻の奥の状態を詳しく確認し、お一人おひとりの症状に合わせた最適な治療法をご提案いたします。小岩駅北口から徒歩1分という通いやすい場所にございますので、お仕事帰りや学校帰り、また小さなお子さんからご高齢の方まで、鼻のトラブルでお困りの際はどうぞお気軽にご相談ください。鼻づまりを解消することは、集中力の向上や睡眠の質の改善にもつながり、健やかな毎日を送るための第一歩となります。私たちは地域の皆さんに寄り添い、丁寧な説明と安心できる医療を提供することを目指しております。
肥厚性鼻炎の症状について
肥厚性鼻炎の最も代表的な症状は、持続的な鼻づまりです。アレルギー性鼻炎のように「一時的に詰まる」のではなく、常に鼻の通り道が狭くなっているため、日常生活において慢性的な息苦しさを感じることが多くなります。この鼻づまりは、左右交互に起こることもあれば、両方の鼻が同時に詰まってしまうこともあります。
鼻が詰まることで引き起こされる二次的な症状には、以下のようなものがあります。
- 口呼吸が中心になり、喉が乾燥しやすくなる・・喉の痛みやイガイガ感の原因になります
- いびきがひどくなる・・睡眠の質が低下し、日中の強い眠気や疲労感につながります
- 嗅覚障害・・鼻の奥まで匂いの粒子が届かなくなり、匂いを感じにくくなります
- 頭重感や頭痛・・鼻の粘膜の腫れが周囲を圧迫したり、酸素不足を感じたりすることで起こります
- 鼻声・・鼻の通りが悪いため、声の響きが変わってしまいます
特に夜寝る時に鼻が詰まると、眠りが浅くなり、成長期のお子さんの場合は発育に影響を与えたり、学生さんや社会人の方の場合は学力や仕事の効率を著しく下げたりすることがあります。鼻づまりは単なる不快感だけでなく、全身の健康に影響を及ぼす可能性があることを知っておいてください。当院では、患者さんがどのような場面で一番困っているのかを詳しく伺いながら、症状の改善を目指します。
肥厚性鼻炎の原因について
肥厚性鼻炎が起こる背景には、鼻の粘膜への長期的な刺激や炎症があります。粘膜は本来、炎症が起きても一時的に腫れるだけで、原因が取り除かれれば元に戻る性質を持っています。しかし、その刺激が長く続くと、粘膜が「分厚くなったまま」固まってしまいます。これが肥厚性鼻炎の正体です。
主な原因(リスク因子・・病気になる可能性を高める要素)としては、以下のものが挙げられます。
慢性的な炎症の継続
アレルギー性鼻炎(花粉症やダニ・ハウスダストによるもの)を適切な治療をせずに放置しておくと、鼻の粘膜が常に刺激を受け続けることになります。これが数年、数十年と続くことで、粘膜が線維化して厚くなり、肥厚性鼻炎へと進行します。また、慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)に伴う鼻汁の刺激も、粘膜を厚くさせる要因となります。
薬剤性鼻炎(点鼻薬の使いすぎ)
これは非常に重要な原因です。市販の点鼻薬の中に含まれる「血管収縮薬」は、使った直後は劇的に鼻の通りを良くしてくれます。しかし、頻繁に使い続けると粘膜が薬に慣れてしまい、逆に反応してさらに腫れがひどくなるという悪循環に陥ります。これを薬剤性鼻炎と呼び、肥厚性鼻炎の大きな原因となります。●●駅周辺にお住まいの患者さんの中にも、市販薬が手放せなくなって受診される方が多くいらっしゃいます。
環境要因と体質
喫煙や空気の汚れ、化学物質への曝露なども鼻の粘膜を刺激します。また、鼻の真ん中の仕切りが曲がっている「鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)」がある方は、片方の鼻の通りが悪くなる分、もう片方の鼻の粘膜が代償的に腫れやすくなり、肥厚性鼻炎を合併することがよくあります。
肥厚性鼻炎の病気の種類について
肥厚性鼻炎は、その原因や粘膜の状態によっていくつかに分類されます。江戸川区のすぎやま耳鼻咽喉科クリニックでは、内視鏡検査によってどのタイプに該当するかを慎重に見極めます。
慢性肥厚性鼻炎
最も一般的なタイプです。下鼻甲介の粘膜全体、あるいは一部(特に前端や後端)が慢性的に腫れている状態です。アレルギー性鼻炎の末期症状として現れることも多く、粘膜が硬くなっているため、一般的な飲み薬だけでは改善が難しいことが特徴です。
薬剤性肥厚性鼻炎
先述した通り、血管収縮剤が含まれる点鼻薬を長期使用した結果として起こります。粘膜が充血し、非常に腫れが強くなるのが特徴です。この場合、まずは点鼻薬の使用を中止することが不可欠ですが、リバウンドによる激しい鼻づまりを伴うため、医師の指導のもとで段階的に治療を進める必要があります。
骨性肥厚
粘膜だけでなく、その下にある骨(下鼻甲介骨)自体が大きくなっている場合があります。これは長年の炎症による刺激で骨が増殖してしまった状態で、ここまで進むと薬物療法による寛解(かんかい・・症状が落ち着いて安定した状態)は難しく、手術による処置を検討する段階となります。
肥厚性鼻炎の治療法について
当院では、日本耳鼻咽喉科学会専門医の知見を活かし、患者さんのライフスタイルや症状の重さに合わせた段階的な治療を行います。まずは保存的治療(手術以外の方法)から開始するのが一般的です。
薬物療法
粘膜の炎症を抑えるために、抗アレルギー薬の内服や、ステロイド点鼻薬を使用します。市販の血管収縮剤とは異なり、ステロイド点鼻薬は即効性こそありませんが、毎日続けることで粘膜の腫れを根本から鎮めていく効果が期待できます。薬剤性鼻炎が疑われる場合は、点鼻薬の種類を切り替えていく「離脱」のサポートを行います。
ネブライザー治療
当院の診療室にて、薬剤を細かい霧状にして直接鼻の奥へ届ける吸入治療を行います。鼻の粘膜に直接薬が作用するため、鼻づまりの不快感を和らげるのに有効です。小さなお子さんでも無理なく受けていただける治療です。
鼻洗浄(鼻うがい)の指導
鼻の中に付着した花粉やハウスダスト、粘り気のある鼻水を洗い流す「鼻洗浄」は、肥厚性鼻炎の症状緩和に役立ちます。正しい方法で行えば痛みはありませんので、ご自宅で継続できるよう当院で丁寧に指導いたします。
手術療法
薬物療法を数ヶ月続けても十分な効果が得られない場合や、骨性の肥厚が強い場合には、手術による治療を検討します。代表的な手術には以下のものがあります。
- 下鼻甲介粘膜焼灼術(レーザー手術など)・・腫れた粘膜の表面を焼いて縮小させます
- 下鼻甲介切除術・・腫れた粘膜や骨の一部を直接切除して、空気の通り道を広げます
高度な手術が必要と判断される場合には、当院と密に連携している総合病院や専門病院をご紹介いたします。手術の予後(よご・・治療後の経過)は一般的に良好で、長年悩んでいた鼻づまりから解放される方が多いです。紹介後も、術後の経過観察は小岩駅近くの当院で受けていただくことが可能です。
肥厚性鼻炎についてのよくある質問
Q1. 市販の点鼻薬を毎日使っていますが、使い続けても大丈夫ですか?
A1. 血管収縮剤が含まれる市販の点鼻薬を長期(目安として1〜2週間以上)毎日使い続けるのは危険です。一時的には良くなりますが、次第に粘膜が分厚くなって薬が効かなくなり、薬剤性鼻炎という重い肥厚性鼻炎を招きます。できるだけ早く受診し、適切な治療薬への切り替えをお勧めします。
Q2. 肥厚性鼻炎は自然に治ることはありますか?
A2. 残念ながら、一度線維化して分厚くなってしまった粘膜が、何もしないで自然に元通りの薄さに戻ることはほとんどありません。放置するとさらに悪化し、常に口呼吸が必要な状態になってしまうため、早めに専門医による適切な治療を開始することが重要です。
Q3. 子供の鼻づまりも肥厚性鼻炎の可能性がありますか?
A3. はい、あります。最近はお子さんのアレルギー性鼻炎が増えており、低年齢のうちから鼻の粘膜が腫れて肥厚してしまうケースが見られます。お子さんの場合は、鼻づまりが原因で集中力がなくなったり、顔つきが変わってしまったり(アデノイド顔貌に近い状態)することもあるため、早めのケアが大切です。
Q4. 手術をしないと治らないのでしょうか?
A4. 全ての患者さんに手術が必要なわけではありません。初期段階や、アレルギーの管理がしっかりできている場合は、適切な点鼻薬や内服薬で症状をコントロールできることも多いです。まずは精密な検査を行い、現在の腫れが「薬で引くもの」なのか「手術が必要なほど固まっているもの」なのかを判断いたします。
院長より
鼻づまりは、経験した人にしか分からない本当につらい症状です。「ただの鼻づまりだから」と我慢したり、市販薬で誤魔化したりしているうちに、症状が進行して日常生活に大きな支障をきたしてしまう方を、私たちは数多く見てきました。江戸川区のすぎやま耳鼻咽喉科クリニックでは、そうした患者さんの苦しみに真摯に向き合い、日本耳鼻咽喉科学会専門医としての確かな知識と経験をもとに、一人ひとりに最適な解決策をご提案いたします。
当院は小岩駅北口から徒歩1分という立地にあり、地域の皆さんが「鼻が苦しいな」と感じた時に、いつでも気軽にご相談いただける環境を整えています。内視鏡検査の結果を一緒にモニターで確認しながら、なぜ鼻が詰まっているのか、どうすれば良くなるのかを、平易な言葉で分かりやすくご説明することを心がけています。無理に手術を勧めるようなことはいたしません。まずは薬による治療や生活環境の改善から始め、患者さんと相談しながら一歩ずつ進めてまいります。
「夜ぐっすり眠れるようになった」「仕事中の頭の重さが取れた」といった喜びの声をいただくことが、私たちの最大のモチベーションです。小さなお子さんから、長年鼻づまりを諦めていたお年寄りまで、みみ・はな・のどのことで少しでもお悩みがあれば、どうぞ安心してお越しください。私たちすぎやま耳鼻咽喉科クリニックが、あなたの健康な呼吸を取り戻すお手伝いをいたします。
